県議会にも「DX」の波 建設から60年の議場リニューアル 電子採決などデジタル機器も導入(鳥取市)
山陰中央テレビ
鳥取県議会の11月定例会が11月28日開会しました。 建設から約60年経過してリニューアルされた本会議場では28日電子採決システムなど最新設備の使い方が議員に説明されました。 事務局職員: 「投票は議長の進行に従って投票操作を行って頂くこととなります」 2024年9月にリニューアルされた鳥取県議会の本会議場。 議員たちが説明を受けているのは、28日開会した11月定例議会から使われる電子採決システムの使い方です。 鳥取県議会の議場は1962年に建設されて以来2024年初めて改修されました。 カーペットは赤色から鮮やかな青色へ。 椅子もカーペットと合わせて青色に統一されました。 改修費は約2億円ですが、一番の改修ポイントはやはりデジタル化。 議場の前面には170インチの大型スクリーンを設置して、議員が発表する説明用資料などの投影に使う事で傍聴席からも内容を確認することが可能になりました。 また、目玉のひとつで、議案の採択は議員席からボタンを押して投票する電子採決方式に。全国の県議会でも三重県、長崎県に次ぐ3番目の導入だということです。 議会事務局・遠藤彰也課長: 「押しボタン式投票により、これまでより人員、時間を大幅に削減することができるようになった。傍聴者の方にはこれまで見えなかった角度からも大型スクリーンで迫力のある臨場感のある映像がご覧いただけるので、ぜひ議場に足を運んでいただきたい」 こうして装い新たになった本会議場で28日開会した11月定例議会では、県側から総額38億2000万円余りの補正予算案などが提出されました。予算案には2025年3月開館の県立美術館の収蔵品購入費などが盛り込まれています。11月定例県議会の会期は12月19日までです。
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