韓国初の「超小型群集衛星」本格稼働へ…高精度映像で安全保障・災害対応強化
【11月10日 KOREA WAVE】韓国の「超小型群集衛星1号」が半年間の初期運用を終え、本格的な任務に突入した。この衛星は今後3年間、朝鮮半島や周辺海域の高解像度映像を撮影し、国家安全保障や災害対応に寄与する。 韓国の宇宙航空庁と国家情報院は6日、今年4月に打ち上げた「超小型群集衛星1号」の任務開始を記念し、研究開発に関わった関係者を称える式典を開催した。 式典には、宇宙航空庁や国家情報院、韓国科学技術院(KAIST)人工衛星研究所、韓国航空宇宙研究院、韓国国土情報公社など多くの関係者が出席した。 超小型群集衛星は、総計11基で構成され、朝鮮半島や周辺海域を高頻度で監視するために開発された。2020年より、KAISTが宇宙航空庁と国家情報院の支援を受けて、国内初の超小型衛星群集システムを実現する地球観測衛星プロジェクトを進めている。1号機は半年間にわたる画像の調整・検証作業を終え、今後3年間にわたり国内外の関心地域で高解像度画像を提供し、国家安全保障および災害・危機対応に貢献する予定だ。 この日公開された映像には、車両や都市建物が鮮明に映り込んでいる。重さ100kg級の超小型衛星としては世界最高水準の画質を誇る。宇宙航空庁のユン・ヨンビン庁長は「成功した打ち上げと高画質映像の生産は、韓国の宇宙産業力を一段と引き上げた」と述べ、今後も国家情報院との連携を強化し、超小型衛星の活用分野を拡大していく意向を示した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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