“宝の山”…ソフトバンク、プロテクト当落上の注目選手(2)チーム待望の"即戦力"も
今オフ、埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高が、福岡ソフトバンクホークスへの移籍を決断した。山川はFA制度においてAランクに該当するとみられており、西武はソフトバンクに人的補償を求めることができる。 一方で、ソフトバンクは28人の選手をプロテクトできるが、12球団トップクラスの戦力層を誇っており、有望な選手がリストから漏れるとみられる。ここでは、プロテクトリスト当落線上に位置すると思われる注目選手を紹介したい。
大津亮介
・投打:右投左打 ・身長/体重:175cm/63kg ・生年月日:1999年1月13日 ・経歴:九州産大九州高 - 帝京大 - 日本製鉄鹿島 ・ドラフト:2022年ドラフト2位 ルーキーイヤーから46試合に登板した大津亮介。万が一にもプロテクト外となれば、埼玉西武ライオンズにとっては魅力的な投手になるだろう。 日本製鉄鹿島では入社1年目から主戦投手として活躍すると、2年目には全国大会の舞台を経験。迎えたドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから2位指名と高い評価を受け、プロ入りを果たした。 即戦力の期待通り、プロ1年目の2023年は中継ぎの一員として開幕一軍入り。当初はビハインドでの登板がメインだったが、徐々に首脳陣の信頼を勝ち取った。 最終的に46試合に登板し、15ホールドポイント(2勝13ホールド)、防御率2.43の好成績をマーク。充実したルーキーイヤーを過ごした。 150キロ超の直球と多彩な変化球を操る本格派右腕は2024年、小久保裕紀新監督の下で先発転向を目指す。
ベースボールチャンネル編集部