12月2日以降は現行保険証の新規発行停止 今の保険証はどうなる?マイナ保険証にすべき?
RKB毎日放送
12月2日以降、現行の健康保険証は新規発行されなくなります。 政府は、マインバーカードと一体化した「マイナ保険証」への移行を推進していますが、医療機関でのトラブルも続いています。 どうしたらいいのか悩んでいるという方も多いようです。 【写真で見る】マイナ保険証 ■マイナ保険証 使っていますか? 女性「使ってない。手続きしてないです」 女性「マイナ保険証としても使ってます。(高額療養費の)限度額もわかるので便利です。私は結構使っています」 男性「登録はしてるんですけど活用はできてないですね」 マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」。 12月2日には現行の保険証の新規発行が終了し、「マイナ保険証」に一本化されます。 ■マイナ保険証の利用率は低迷 ただ、マイナ保険証の全国の利用率は今年9月時点で13.87%。 なぜ利用が広がらないのでしょうか。 女性「うーん、だってあいまいじゃないですか。いい加減ですよね。そこに怒りを感じます。不信感じゃないけど…ありますね」 マイナ保険証の利用が低迷する要因の一つが相次ぐトラブルです。 ■マイナ保険証でトラブル多発 医師や歯科医師が加盟する福岡県保険医協会と歯科保険医協会は、今年8月からおよそ2か月間、県内の698の医療機関でマイナ保険証に関するアンケート調査を行いました。 その結果、マイナ保険証のトラブルや不具合があったと回答した医療機関は74.2%にものぼりました。 このうち最も多かったのは「旧字体などが表示されない」というトラブルで361件。 次いで「カードリーダーの接続不良・認証エラー」が282件ありました。 このほか「他人の情報が紐づけられていた」というトラブルも確認されています。 ■医療機関にとっても「大きな問題」 宗像市内の外科医院です。 旧字体などが「黒丸」となり表示されないことは、医療機関にとって大きな問題だといいます。 林外科医院 林裕章 理事長 「やっぱりカルテを作る際に●(黒丸)だと作れないんですよね。名前が●(黒丸)で出るということも、やっぱり非常に時間をとられる原因になります」