米音楽界の巨匠、クインシー・ジョーンズが３日死去した。９１歳だった。カナダ・トロントで２０１８年９月撮影（２０２４年　ロイター／Mark Blinch）

Bill Trott ［４日　ロイター］ - 米音楽界の巨匠、クインシー・ジョーンズさんが３日死去した。９１歳だった。広報担当者が明らかにした。 「Ｑ」として知られるジョーンズさんは、トランペット奏者、バンドリーダー、編曲家、作曲家、プロデューサーとマルチな活躍でグラミー賞を２８回（訂正）受賞した。 １９８５年にはアフリカの飢餓を救うためのチャリティー活動を主導。著名スターが参加した曲「We Are the World」は世界的にヒットした。 マイケル・ジャクソンとのコラボでも知られ、アルバム「スリラー」は７０００万枚売れ、収録曲９曲のうち６曲がシングルのトップ１０入りした。 １９３３年にシカゴで生まれた。７歳のとき、母親が精神病院に入院。父親が再婚し、家族と共にワシントン州に移った。学校のバンドで様々な楽器に出会い、最終的にトランペットに落ち着いた。１３歳までにはナイトクラブでジャズ、ポピュラー音楽、Ｒ＆Ｂを演奏。１４歳のとき、まだ有名ではなかった１６歳のレイ・チャールズとシアトルで出会い、音楽の編曲と作曲を教わった。 ＊英文の訂正により第３段落の「２７回」を「２８回」に訂正しました