トム・ヨークらによるザ・スマイル、今年2枚目となる3rdアルバム『Cutouts』10月9日世界同時リリース
キャリア初となるソロツアーを日本で11月に行うトム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、そしてトム・スキナーの3人によるザ・スマイルが、3rdアルバム『Cutouts』を10月4日(金)に世界同時リリースすることを発表した。 【写真と動画】ザ・スマイルの飽くなきクリエイティビティと芸術性が爆発した新アルバムの商品写真、先行公開された2曲のミュージックビデオ 2022年6月に破格の1stアルバム『A Light for Attracting Attention』で鮮烈なデビューを飾ったザ・スマイル。2024年1月にはUKアルバムチャートで3位にチャートインした2ndアルバム『Wall of Eyes』をリリースし、Pitchforkで「現時点でのベストアルバム」と評されたほか、The Needle Drop、Consequence、Brooklyn Vegan、Treblezine、Spinからも素晴らしい賞賛を受けた。 今作はOxfordとAbbey Road Studiosで『Wall Of Eyes』と同じ時期にレコーディングされ、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラによるストリングスのアレンジメントをフィーチャー。プロデューサーは『Wall of Eyes』やトム・ヨークによるソロ最新作『Confidenza』、レディオヘッドの『A Moon Shaped Pool』などをこれまで務めてきたサム・ペッツ・デイビーズが担当し、マスタリングには『Wall of Eyes』と同じグレッグ・カルビが起用されている。また、アルバム・アートワークにはスタンリー・ドンウッドとトム・ヨークがレコーディング中に描いたイラストが使用された。 そして本日、アルバムの発表に伴い「Zero Sum」「Foreign Spies」の2曲が先行公開。「Zero Sum」のミュージックビデオは、先日限定発売された12インチが即完したアルバム収録曲「Don’t Get Me Started」と同じく、オーディオビジュアルアーティストのWeirdcoreが監督を担当している。 ザ・スマイルと並行しメンバーそれぞれの活動も活発で、トム・ヨークはダニエレ・ルケッティ監督の映画『Confidenza』のオリジナル・スコアを4月にデジタル、7月にフィジカルでリリースし、日本及びアジアでのソロ・ツアー日程を発表。日本では東京と京都、福岡が完売し、東京での追加2公演が発表された。ジョニー・グリーンウッドは、268年の歴史を持つノリッジのOctagon Chapelで8時間にも及ぶオルガンの楽曲「X Years of Reverb」を初披露し、ポール・トーマス・アンダーソン監督の次回作『The Battle of Baktan Cross』のスコアを現在制作中。トム・スキナーは今年『Voices of Bishara Live at “mu”』をリリースし、ヨーロッパ各地のジャズ・サマー・フェスティバルにおいて自身のソロ曲を演奏している。 世界同時発売となる『Cutouts』は国内盤と輸入盤でそれぞれCDとLPが用意されており、国内盤CDは解説書・歌詞対訳を封入した高音質UHQCD仕様でリリース。輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナル/数量限定ホワイト・ヴァイナルに加え、それぞれのヴァイナルの日本語帯付き数量限定盤がリリースされる。