完成したのは、鉄製の円筒形2種類（直径30、40センチ。8万6200円～）と、バーベキューコンロにもなる組み立て式の3種（幅20、30、41センチ。2万3800円～）で、室内照明やアロマ台としても使える。篠塚さんは「火を入れた焚火台は感動的で美しかった。多くの人に届けたい」と期待する。

米専門誌が紹介 　同社はアウトドアブランド「TAKUMI　JAPAN」を設立し、クラウドファンディングにも挑戦した。多くの支援が寄せられ、商品PRにも役立った。

　こうした取り組みが、金属鉱業専門誌「Metals　＆　Mining　Review（メタルズ　アンド　マイニング　レビュー）」を発行する米・バレーメディア社の目に留まった。今春、末武工業所はアジア太平洋地域の金属形成企業を代表するトップ10社として紹介された。

　追い風を受け、今月から世界最大規模の買い物サイトを通じて海外25か国でも売り出した。西村さんは「家族や友人とキャンプで囲むほか、インテリアとしても楽しんで」と話している。問い合わせは同社（0834・63・0496）へ。