【MLB】 パイレーツ5HRの猛攻でヤンキース粉砕 スキーンズ好投で防御率は1.96に 新人王なるか
【パイレーツ9-4ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間9月29日、パイレーツは5本塁打の猛攻と、ポール・スキーンズの無失点投球から始まった継投リレーの踏ん張りで、ヤンキースに9対4で勝利した。ナ・リーグ新人王最有力候補のスキーンズは2回無失点3奪三振の好投を見せ、今季を防御率1.96でフィニッシュ。スキーンズの後を受けて2番手として登板したマイク・バロウズが3.1回を2失点(自責1)に抑え、メジャーデビュー戦で初勝利を手にしている。ヤンキースは先発のルイス・ヒルが6失点で7敗目(15勝)。 【動画】パイレーツ打線が5本塁打の猛攻 パイレーツの先発ポール・スキーンズは初回、2番フアン・ソトを速球で見逃し三振、3番アーロン・ジャッジをスイーパーで空振り三振に連続で打ち取る上々の立ち上がり。スキーンズはその後、2回にも1三振を奪って降板。2回3奪三振で1人のランナーも許さない完璧な内容だった。MLBナンバーワン有望株として迎えたスキーンズのルーキーイヤーは、23先発で11勝3敗、防御率1.96、9イニングあたりの奪三振数(奪三振率)が11.5個の好成績。規定投球回に未達とはいえ、新人ながらオールスターの先発も務め、メジャー屈指の先発投手の1人として頭角を現したシーズンとなった。パドレスのジャクソン・メリルとのハイレベルな新人王争いの決着も気になるところだ。 スキーンズの降板後も試合はパイレーツペースで進んだ。ヤンキースの先発で、ア・リーグの新人王有力候補であるルイス・ヒルを相手に、4本塁打を浴びせる猛攻。2回にヤスマニ・グランダル、4回にニック・ゴンザレス、5回にビリー・クック、6回にジャレッド・トリオロがそれぞれ本塁打を放った。2回のスキーンズ降板以降、パイレーツは6人の投手で細かい継投に。パイレーツブルペンは4失点を喫して一時は2点差に迫られたものの、9回にパイレーツ打線がニック・ヨークの本塁打などでダメ押しに成功し、9対4で逃げ切った。