「外野手・大谷翔平」は実現するか…ベッツとのMVP争い+フリーマンやスミスに“DH休養”などドジャースもメリット、ただ本人の疲労は?
日本ハム、エンゼルス時代も外野を守ったことがある
プロ入り以降、大谷は多くはないものの、外野手として出場したことがある。 【NPB時代】 ・2013年 左翼で4試合、右翼で45試合先発出場。途中出場も含め54試合で外野を守る。 75刺殺7補殺1併殺1失策 ・2014年 左翼で2試合、右翼で6試合先発出場。 15刺殺、無失策 【MLB時代】 ・2021年 右翼で6試合、左翼で1試合、途中から守る。 いずれも1イニング程度の短い期間だったため、守備記録なし。 2013年、大谷翔平が外野手として記録した7補殺は左翼の中田翔と並ぶチーム1位、リーグでもロッテの角中勝也の9、西武・秋山翔吾の8に次いで、ソフトバンク内川聖一、長谷川勇也、日本ハム中田と並ぶ3位タイだった。 その豪腕からして右翼手・大谷翔平の強肩は容易に想像できる。イチロー張りのレーザービームで走者を刺すシーンは、ものすごい見ものになる可能性はある。
外野手のオプションは悪くないが、ケガのリスクも
30歳になろうとする大谷翔平が、外野手という「オプション」を手にすることは、悪いことではない。ファンにとっても外野のフィールドを爆走する大谷の姿は新たな魅力になるだろう。 ただそれは「外野でも出場できるから、ずっと休まずに試合に出ることができる」ということではない。 守備に就くことは怪我のリスクを増やすことでもある。 メジャーリーガーは、元気であっても適当なインターバルで休むもの。大谷は現地時間5月1日のダイヤモンドバックス戦でスタメンから外れ、今季初の休養日となった。たまたまその日にスタジアムに訪れた人は気の毒だが――せめて10試合程度は「休み」の日があっても良いと思う。
(「酒の肴に野球の記録」広尾晃 = 文)
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