<ソムタム田井のコスプレリポート>「スト6」“ジュリ”レイヤーのこだわり 6つに割れた腹筋を再現
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】割れた腹筋! 美女レイヤーが抜群のスタイル披露! 写真を一挙に
本稿で紹介するのは、9月26~29日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」で見つけた、「ストリートファイター6(スト6)」のジュリに扮(ふん)するコスプレーヤー、柳丸さん、ramiさん、てりさん。
昨今のeスポーツの盛り上がりを受けて、コスプレイベントでも対戦格闘ゲームのキャラクターに扮するレイヤーは増加の傾向にある。その中でも「スト6」はもっとも人気の高いタイトルで、「TGS」にも大勢の「スト6」レイヤーが参戦。各所で写真撮影や交流を楽しんでいた。
今回写真を撮らせてもらった三者は、いずれもテコンドーの使い手である女性格闘家のハン・ジュリのコスプレだが、同じキャラクターであっても注力するポイントは人それぞれで、柳丸さんは体づくり、ramiさんは小道具の制作、てりさんはウイッグの造形にこだわったという。
「今回は企業ブースのお手伝いで参加したので、衣装とウイッグは用意していただいたものになります。それ以外で私にできることは何だろうと考えた結果、格闘ゲームキャラにふさわしい体づくりだ……という結論に達して。ひたすら体を鍛えて、腹筋を6つに割ることに成功しました。ジュリは足を高く上げるなど、動きのある、柔らかいポーズが特徴的なキャラクターなんですけど、ブースの撮影タイムでは『アクションの多い撮影になりますのでご注意ください!』というアナウンスが流れて。イベントのコスプレ撮影で、そういったアナウンスは今まで聞いたことがなかったので、ちょっと面白かったです」(「ストリートファイター6」ハン・ジュリ/柳丸さん)