暮らし支える仕事体験 小学生10人が市長室など見学【宇部】
市政への関心を高めてもらおうと、宇部市内の小学生を対象にした「夏休み市長室見学会」が3日、市役所で開かれた。児童10人が参加し、行政のトップとして市民の暮らしを支える市長の仕事を体験した。 2022年から実施しており、今回で3回目。最初の体験は、報道陣に市の情報を伝える記者会見。会見場を模した会議室で実際に市長が使う演台に立ち、24日に開催する「親と子の水辺の教室」をPRする原稿を読んでみた。 市議会の議場では、実際に議員席に座り、議会の雰囲気を体感。議会事務局の職員から議会の進行方法などを学んだ。 最後に市長室を見学し応接室で児童を出迎えた篠﨑圭二市長から名刺を受け取った。質問コーナーでは、児童からさまざまな質問が飛んだ。「リーダーになるために必要なことは」の問いに篠﨑市長は「人を思いやる気持ちを大事にすることだと思う」と答えた。小学校のトイレの臭いを何とかしてほしいという要望もあった。 田村佳大君(上宇部6年)は「市長さんは気さくに話してくださった。普段見ることができない場所ばかりで、さまざまな仕事があるのだと勉強になった」と話した。