【ライブBBT新年恒例企画】新春互礼会で県内経済界トップに聞く!2025年の景気はどうなる?
富山テレビ放送
1月6日は、県内経済界も始動しました。 長引く物価高で市民生活への影響が続く中、今年の景気はどうなるのか、企業や経済団体のトップに聞きました。 富山市内で開かれた県内5つの経済団体による新春互礼会。 県内企業のトップなどおよそ430人が集まり県内経済の発展を願いました。 *リポート 「目まぐるしく変化する社会情勢の中、県内の経済人は今年をどう見ているのでしょうか?」 *アルビス 池田和男社長 「昨年は能登半島地震があり、一生懸命復興していこうということもあるので、(景気も)上向いていけばいいと思う。価格がいろいろ上がっていたり、今年も値上げが想定されている商品もあるが、食卓を応援していくということを基本的な姿勢にして取り組んでいきたい」 *北陸電力 松田光司社長 「震災からの復興もありますし、景気は私は良くなると思っている」 Q)電気料金の値下げは? 「電気料金は我々の収支も大事だが、長期的に需給動向や収支状況、競争状況、いろんなものを総合的に勘案することが大事だと思っている。今年がそのタイミングかというと、まだそうではないのかなと思っている」 *富山経済同友会 牧田和樹代表幹事 「特にアメリカの大統領が変わるので、その影響がどう出てくるかが一番大きい。関税を強化されるとなると、輸出中心の企業は影響が大きい。富山はメーカーが多いので、その影響は割と大きく出るのではないか」 *県経営者協会 山下清胤会長 「(富山の景気は)多分横ばいでしょう。悪くなる要素も見当たらないし。画期的に良くなることが見えているかというとそういうこともないでしょう」 *能作 能作千春社長 「去年1年間、私たちの会社で見ても1.6倍から1.8倍インバウンドが増えていた。今年1年インバウンドの動向であったり、県外の観光客の動向に私も注目していきたい。北陸3県の連携っていうのが非常に重要になってくると思っている。石川、福井県とともに、新しい施策を考えたり、連携を図って誘客ができるかがキーになる」 *ニュージャパントラベル 松田隆社長 「コロナ禍も一段落したということで、去年の後半から国内は完全に戻ってアップした。海外も円安というデメリットはあるが、海外も含め旅行に行きたいという気持ちが非常に強い。今年は期待している」 *富山経済同友会 麦野英順代表幹事 「国内では何と言っても人材不足が深刻化してくる。地方が東京を追いかけてはいけない。東京を真似しちゃいけないだろう。私は地方のヒントは海外にあるのではないかと思う。昨年もドイツに行ったが、生産性が高いってことはどういうことなのか。何でもやる、あるいはどんなことにも応対するということが本当にできるのか。働く人が減ってくるという状況の中で、何を選択して、どこに集中していくかということが企業には確実に求められると思う」
富山テレビ放送