家づくりで迷ってしまう人必見!自分の好きなイメージを固めるための3ステップ
『家を買う! 建てる! 幸せになる住まいを学ぶプロジェクト』ウェビナーのテーマ「予算のメリハリで憧れの部屋は叶う! 内装とインテリア、プロのコツで見違える」から、5つの記事に分けてレポート。〝自分の好きなスタイルの見つけ方〟について解説します。 【即あか抜け!】お金をかけずに「おしゃれな部屋!」と思わせる3つのルール
イメージ出しは情報過多に要注意!
前出【関連記事:せっかくの家が残念な仕上がりに…。大人気建築家が「家具と照明は良いもの」を本気で薦める理由とは】のホテルのようなシンプルで端正なインテリアも素敵ですが、自分の好きなスタイルを見つける方法はありますか? 金谷「ナチュラルやカジュアル、ミッドセンチュリーとかインテリアにも色々ありますが、そういうものを覚える必要はなくて、ビビッとくるものを2つか3つくらいに絞れるといいと思います。今はSNSやYouTubeもあって、情報収集が簡単なだけに情報過多になりがちですが、ビビッと来た理由をきちんと言語化してあげることが大事。 今家づくりされている方やこれから家をつくろうと思っている方であれば、設計士やデザイナーに『私はこういうのが好きなんで』とイメージを共有することが重要です。 ピンタレストを例に挙げると、例えば30個の情報を渡されても、実は作り手は困ってしまうのが本音。その絞り方として、3つのステップをお教えします」
自分の好きなスタイルを見つけるための3ステップ!
1.イメージ出し 「ビビッと来たものを10個でも20個でもいいので、ブックマークして1ページくらいにまとめます」 2.共通点を見つける 「イメージ出ししたものを抽象化、わかりやすく言うとその中から共通点を見つけます。僕の場合だと、天井が斜めになっているもの(勾配天井)が多いなとか、土間がある空間が好きで、色はグレーだなとわかってきます。ここで、『勾配天井』『土間』『グレー』という3つを絞り出しました」 3.さらに3つのキーワードを深堀り 「キーワードをそれぞれ検索して、これいいなというものをクリックすると下に関連したものが出てきます。これが結構優秀で、さらに掘り下げてくれるので、その中から1つビビッと来たものを選んでキーワードの代表とします」 金谷先生の好きなものが3つのキーワードの代表を見るだけで、誰にも伝わりやすくなりました。 金谷「何よりイメージ出しすることが大切で、あとはデザイナーやコーディネーターの方に手伝ってもうらでもいいと思います。ある程度のイメージができたら、インプットしすぎず、絞っていくこと。私はこのスタイルで行くと決めなくてもいいので、準備としてやっておくといいのかなと思います」
【講師】金谷尚大
株式会社gege代表取締役。大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社。6年で約100棟の住宅・店舗設計を経験後、独立。「住まいの満足度を上げ、豊かな人生を送る人を増やす」をミッションに、新しい時代の常識にとらわれない家づくりを提案している。「後悔しない家づくり」の仕組みを、誰にでもわかるようにルール化したYouTubeチャンネル【げげ】が話題。