子どもの友だちは「月5000円」お小遣いをもらっているそうで、うちの子も同じだけほしいと言います。小学2年生にしては多いように感じるのですが、どのくらい渡すのが普通なのでしょうか?
お小遣いを渡すことで学べる金銭感覚と教育方法
お小遣いは、お金の大切さや使い方を学ぶための教育的な手段です。小学2年生は、ほしいものがあればすぐに手に入れたいと思う年齢かもしれませんが、実際にお小遣いを持たせることで、さまざまな学びを得られるでしょう。 お小遣いを渡す際は、使い道を一緒に話し合い、お子さまと一緒に計画を立てることが大切です。子どもが何に使いたいか、どれだけ貯めればほしいものを手に入れられるかを考える機会をつくると、お金を計画的に使う練習にもなります。 また、お小遣い帳をつけさせることで、使った金額や残りの金額を記録し、お金の使い方を振り返れます。子ども自身が失敗を経験しつつも、徐々に管理の仕方を学んでいくことが大切です。 無駄遣いをしてしまった場合でも、子どもを責めるのではなく、「なぜ無駄遣いをしてしまったのか」「次回はどうすればいいか」などといったことを一緒に考えていきましょう。
お小遣いは家庭の方針に合わせ、成長に役立つ設定を
小学2年生のお小遣いは、友だちがもらっている額と比べる必要はありません。大切なのは、家庭の方針や子どもの成長に合わせた設定をすることです。少額でもお小遣いを通じてお金の使い方や価値観を学ばせることができ、親子のコミュニケーションの機会にもなります。 お小遣いの金額に迷ったときは、相場や目安を参考にしつつ、子どもと相談しながら決めるとよいでしょう。そして、「必要なときには一緒に考える」という姿勢を大切にし、子どもがお金について学ぶためのサポートを続けていくことが、お金に対する健全な感覚を育てる第一歩となります。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部