ホンダが国内初公開、新型EV「0シリーズ」の中身
ホンダは5日、東京・南青山の本社ショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」で、2026年に発売を予定する新しい電気自動車(EV)「0(ゼロ)シリーズ」のコンセプトモデルの特別展示を始めた。フラッグシップモデル「サルーン」と「スペースハブ」の2モデルで、日本国内で一般向けに公開するのは初めて。10日まで展示する。入場無料。 【動画】新型EV「0シリーズ」 同車両は24年1月に米ラスベガスで開催された家電・IT見本市「CES2024」で世界初公開した。26年から北米を皮切りに順次世界で発売する方針だ。開発アプローチは「薄い、軽い、賢い」。EV専用プラットフォームの採用で低全高なスタイルや高い空力性能などを実現する。 電気信号でタイヤの角度を制御する「ステアバイワイヤ」なども搭載。電動事業開発本部BEV開発センターBEV完成車統括部BEV商品企画部の中野弘二部長は「新しい空間価値を提供する」と意気込む。CESの会場では「独創的なホンダが戻ってきた」など高評価の声があったという。デザインを担当した本田技術研究所デザインセンターe―モビリティーデザイン開発室プロダクトデザインスタジオの清水陽祐チーフデザイナー兼クリエイティブリーダーは「ぜひ本物を見てフィードバックをいただければ」と来場を呼びかける。