稽古横目に“大行列” 主役は関脇・若元春の誕生祝い 初土俵踏んだ九州場所へ決意
◇相撲 秋巡業 城南大田場所（4日、東京・大田区総合体育館） 11月の九州場所へ向けてこの日、東京・大田区からスタートした秋巡業。横綱・照ノ富士が休場した一方で、先場所を盛り上げた大関・貴景勝や平幕・熱海富士ら多くの力士が参加。会場をおおいに盛り上げ、およそ3500人が訪れた初日を大盛況で終えました。 【画像】【相撲】元大関・朝乃山が2年ぶりの幕内出場へ 稽古総見で大栄翔ら相手に3勝1敗
その中で、ひときわファンの注目を浴びたのが、関脇の若元春。翌5日が30歳の誕生日。節目を迎える関脇をお祝いしようと稽古が行われているにもかかわらず、一時は60人以上の大行列が作られ、1人1人から祝福のメッセージが贈られました。 およそ20～30分にわたってファンから温かい言葉を受けた若元春。「やっぱりこれだけの人に祝ってもらえるのはうれしい」と率直な思いを語るとともに、笑顔を見せます。 2011年の九州場所で初土俵を踏み、今年で12年。関脇昇進後は3場所連続で勝ち越すなど、この先大関とりも注目される若元春は「そんな長く（相撲を）とれると思っていない。一生懸命自分らしい相撲を、残りの相撲人生で取りたいと思います」と力強く目標を語りました。
