成田空港 年間発着上限34万回に引き上げへ調整
日テレNEWS NNN
訪日外国人の増加による航空需要の高まりを受け、成田国際空港会社は、空港の年間発着回数の上限を今年の秋にも現在の30万回から34万回に引き上げる方向で、調整していることがわかりました。 成田国際空港会社によりますと、訪日外国人による航空需要が伸びていて今年度の発着回数は、およそ25万1000回となる見込みです。 さらにインバウンドの増加やコロナ禍後の航空需要の回復によって2026年度には、30万回を超える可能性があるということです。 これを受け、成田国際空港会社は、地元の理解を得た上で、年間発着回数の上限を現在の30万回から34万回に引き上げる方向で、調整していることがわかりました。 現在の2本の滑走路で運用をおこなっている成田空港は離着陸時間も午前6時から翌日の午前0時までに限定されていますが、34万回引き上げに対応できるということで、周辺自治体などにすでに説明を始め、ことし10月末の冬ダイヤからの実施を目指します。 一方で、成田国際空港会社は、2029年に3本目の滑走路の新設などが計画されていて、成田国際空港会社と国、千葉県、空港周辺9市町との4者協議会で、年間の発着回数を30万回から50万回に拡大することで、2018年にすでに合意しています。