「旅行の荷造り」名人がやっている無駄のないパッキング術2選
私は、少なくとも月に一度は週末に小旅行に出かけています。きちんと計画を立てないことが多く、計画する場合ですら、前日に予定を組んでいるほど。 おかげで、思い立ったときに、すぐ必要なものをダッフルバッグの中にてきぱき詰め込むのが得意になりました。時間がない場合でも、衣類も必需品もいつもきちんとパッキングできます。しかも、衣類にシワもつけず、到着してすぐにバッグから取り出せる状態。 というわけで今回は、私がいつも実践している旅行の荷造りの手法を2つご紹介します。衣類をうまく詰めて、ほかの必需品も上手に収納できる方法です。
手法その1:衣類はロール状に巻く
服は畳むのではなく、ロール状に巻くのがポイント。このとき、形を長めのチューブ状にすると扱いやすさもアップします。 この方法で服がスーツケースやかばんの中でしわくちゃになるのを防げますし、ほかの大きめのアイテムのまわりに詰め込みやすくなります。 そして、これにはおすすめのアレンジ方法があります。この衣類をさらに衣類で包み、真ん中に貴重品や壊れやすい物を入れるのです。 たとえば、サングラスを水着で包み、それをさらにビーチウェアで包みます。サンダルをパッキングするときは、それに合わせて着るつもりの衣類一式も包みましょう。 こんなふうに衣類を「巻物」にすれば、服にできるしわが減り、真ん中のアイテムも破損する危険から守られます。 シワNGの衣類は「外側」に! 結婚式に着ていくつもりのドレスや、素敵なディナーに着ていくつもりの衣類一式など、重要度が特に高いアイテムは、このロールの外側に来るようにしています。こうすれば、服がゆったり巻けるので、しわがつきにくくなるからです。 反対に、重要度が低いアイテム、たとえば水着やタンクトップなどは、もっときつく巻かれる真ん中に来るようにしています。 ロールに巻くのが終わったら、次に、これらをかばんの底に敷き詰めていきます。そしてその上には、洗面用具や大きめのシューズなど、ほかの必需品のためのスペースを確保します。 服のロールは、しっかり巻いて、しっかり詰めると、移動中に荷物がぐちゃぐちゃになりません。服を1枚ずつたたんで専用の袋の中に入れるよりも、占めるスペースも減ります。 液体がこぼれない工夫を ただし、いくつか注意点があります。 かばんの中で何か液体がこぼれる場合を想定し、それぞれのロールをレジ袋に入れて包むと安心です。また、化粧品や日焼け止めなどのローション類は、万全を期して、それぞれを防水バッグに入れること。 防水系のバッグがない場合は、ボトルを服のロールとロールの間にぴったりフィットさせて収納しましょう。ボトルをその場に固定できますし、空いているスペースを無駄なく使えます。 この方法が便利なのは、目的地に着いたら、かばんから服のロールを1つずつ取り出して、ひき出しなり、クローゼットなりに入れればいいところ。似たようなアイテムを一緒に巻いているので、衣類一式がすぐに着られる状態になっています。