義理の両親と「二世帯住宅」を夫が検討しています。うまくやっていけるか不安なので、トラブルが起きるポイントを事前に知っておきたいです。
建築前から対応すべきトラブル防止のポイント
希望や意見を言えないうちに、流されるがまま二世帯同居してしまうと、後にさまざまなトラブルが起きたときに対処しきれなくなります。 以下が二世帯同居で起こりやすいトラブルの例です。あらかじめ把握して、必ず事前に考えておきましょう。 (1)住宅の維持費や生活費の負担額に不満が出る 固定資産税はどちらが払うのか、光熱費の契約は誰がするのかなど、事前に話し合って確認しておかないと、いざもめたときには険悪となり話し合いができない場合があります。「そんなに細かく?」と思っても、あやふやにせず確認して書面にしておきましょう。 (2)親世帯から干渉される お互いに協力して仲良く暮らそうと同居を始めても、親世帯と子世帯の望む付き合い方が合わないことがあります。言いにくいかもしれませんが、同居の前に自分たちの生活スタイルや教育方針、将来設計などを伝えておくことも大切です。 どちらかが合わせすぎず、お互いに程よい付き合い方を探っていきましょう。 (3)生活音がうるさく感じる 親世帯は早起きで階下から掃除機の音がする、子世帯は帰りが遅く夜にシャワーを浴びるなど、生活時間が合わないことで音が気になってしまうのは仕方がないことです。 まずは設計段階で、一階に親の寝室があるなら、真上に水回りやリビングを設けないなど工夫が必要です。さらに壁や床の防音にも配慮して建築したほうがトラブルになりにくいでしょう。また、水回りの使用時間が同じで忙しい朝に使えないなど困ることがないよう、事前に家族全員のライフスタイルを確認しあう必要があります。
まとめ
ここまで、二世帯住宅の建築費用の目安と対処しておきたいトラブルの例をご紹介しました。 事前に話し合ってコミュニケーションを取ることで、回避できることや不快に感じにくいこともあります。お互いに妥協せず、じっくり話し合って楽しい生活を実現しましょう。 出典 国税庁 No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例(小規模宅地等の特例) 国土交通省 住生活基本計画における「水準」について 国税庁 地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和6年分用】 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部