【笹井氏会見速報(8)】私の仕事としてSTAP細胞を考えたことはない
STAP細胞論文の共著者で、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長、笹井芳樹氏が16日午後、都内で会見。主な質疑応答は以下の通り。 【アーカイブ動画】笹井氏の会見をノーカットで見る 質問「STAP細胞はつくったことある?」 笹井さん「私自身は実験したことないが、私の研究室で一貫して小保方さんがSTAP細胞をつくる。それをライブイメージングしていくという過程をすべてみているという過程はある」 質問「第三者の実証が急務と思う。小保方さんが言っていた『コツ』をご存知か」笹井さん「論文を作るのにこの場合3年かかるが一度プロトコールを決めるとそれでSTAP細胞をつくる必要がある。今回の2014年の論文は11年に小保方さんがその時最良と思ったもので組み立てられている」 「小保方さんの会見をきいて、少しそこから改良しているようないわれ方。2014年バージョンもお持ちなのかと推測はするが細かい点はわからない」 質問「第三者はわかる?」 笹井さん「理化学研究所内に少なくとも1名いる」 「最初は共著者で入っていなかった。若山さんの手に負えない部分があったので私が入った。私の仕事としてSTAP細胞を考えたことがない」 質問「データ2つを見逃したことについて」 笹井さん「ライブセルイメージングだと複数人がいる中で撮影するのが自動である。写真は一コマに時間のプロパティが入っていていじれば改ざんされたとわかる。これは確実度の高いデータといえる」 質問「笹井さんが有力な仮説と信じる根拠がわからないが」 笹井さん「STAP現象として説明するとつじつまが合うと。どの反証仮説でもつじつまがあわなくなってしまう。es細胞とSTAP細胞を解析したときに、これがまざりものであるとかは、それが簡単にわかる技術があるが」 「STAP細胞としてぼくらが呼んでいるものは、いままで知られている細胞でないことは確か」