NTTドコモ、新規格用いた“NFTレースゲーム”を開発―Web3には6,000億円規模の投資方針も
NTTドコモは20日、NFT(非代替性トークン)の最新規格ERC6551を活用したブロックチェーンレースゲーム「GT6551」の開発を発表した。2025年1月29日からβ版の提供を開始する予定とのこと。 【画像】見た目は至って普通?ゲームプレイ画面イメージも公開 本ゲームの特徴は、既存のNFT技術を拡張した「ERC655」と呼ばれる新規格の特性を活かし、複数のNFTを一つにまとめて機能をカスタマイズできる点にあるという。レーシングマシンの車体パーツやドライバーなど、異なるNFTアイテムを組み合わせることで、独自のレーシングマシンを作成することが可能に。この機能を持つブロックチェーンゲームの提供は世界初と主張する。 ゲームはドコモが展開するメタバース「MetaMe」上でプレイ可能で、プレイヤーは「部品NFT」と「ドライバーNFT」を組み合わせることでマシンの性能やデザインをカスタマイズできる。正式サービスは2025年春に開始される予定とのこと。本ゲームは12月21日に開催されるweb3のeスポーツイベント「NEO SERIES 2024 Rd.Final」において初披露される。 NTTドコモは「Web3」に類される分野に対して以前より展開を模索しており、2028年までにおよそ6,000億円の投資を行う方針を2022年に発表していた。ブロックチェーンのウォレットやトークン発行などの共通機能の開発や、それらの技術を応用したサービスの提供を目指していた。同社はまた、今年5月にもWeb3やAI事業を再編して新会社「NTTドコモ・グローバル」も設立していた。
編集部 IT/デジタル担当