スタンドで全力応援! 最後の夏迎えた"愛されキャラ"の応援団長 笑いも取って勝利を後押し 福岡県立東筑高
■「頼ってもらえたから全力で尽くす」 「このへんは結構、去年全校生徒の前でやっているやつですね」 梅原さんは、お笑いのネタをメモに残しています。5回終了後のグラウンド整備中に応援席で披露し、盛り上げるためのものです。 梅原虎大さん「お笑いが好きで、(これまでに披露したのは)30は超えているんじゃないかなと思うんですけど」 小学校の運動会でも応援団長を努めたという梅原さん。「幼いころから人前に出ることが好きだった」と言います。 梅原虎大さん「目立ちたいから人の前で動いていたら、目立つ分いろいろな人から、あれやってよ、これやってよ、と。それがきっかけで頼ってもらえるようになって、頼ってもらえると(こちらも)うれしいから全力で尽くして、と。さらにきっかけになっていたんだろうな」 ■スキンヘッドで気合入れるも緊張で寝不足 野球部初戦は7月5日。普段は丸刈りがトレードマークの梅原さんが、頭をきれいに剃り上げて登校していました。 梅原虎大さん「T字のカミソリで、自分でやってきました、きょうは4時起きです」 Q.眠たくない? 梅原虎大さん「しっかり寝ようとしたけど、最後となると緊張でどうしても」 強豪校でも緊張する夏大会の初戦。選手たちは、梅原さんの姿でリラックスできたようです。 野球部3年の部員と、応援団長・梅原さんの「高校最後の夏」が幕を開けました。甲子園をかけた戦い、東筑高校の初戦の相手は八幡工業高校です。東筑高校は1回、2アウト満塁のチャンスを作ります。応援部の部員たちが「口ラッパ」で盛り上げますが、得点には至りません。それでも2回に相手のミスで1点を先制しました。 ■お笑いネタに「出来は6割かな」 両校無得点が続いて5回が終了。グラウンド整備が始まりました。梅原さんは、派手な身振り手振りで用意したお笑いネタを観客に披露します。 応援する保護者「(お笑いネタは)いつもはもっと盛り上がってます、きょうはちょっと、6割ぐらいかな」