羽田衝突、15万人超影響 滑走路、8日にも再開へ
羽田空港の日航と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、滑走路閉鎖による空の便の混乱は6日も続いた。年始の「繁忙期」と重なり、5日までに全日空と日航で少なくとも国内線計800便が欠航。15万人超に影響し、6日以降も複数の欠航便が見込まれている。事故機の撤去作業も続き、国土交通省は再開の見通しは8日になるとしている。 事故を巡っては、着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した場合、管制官に画面上で注意喚起する機能が作動していたにもかかわらず、管制官が表示を見落としていた可能性が出ている。国交省は6日朝から表示を常時監視する要員を配置、再発防止に努める。 羽田は1日で千便以上が発着可能。事故のあった2日夜、会見した国交省の担当者は「羽田は日本で一番忙しい空港。事故当日も発着枠の限界まで使われていた」と説明した。 今回閉鎖となったC滑走路は大型旅客機も対応しやすい羽田の主力滑走路。