イングランド銀が2会合ぶりに政策金利0・25%利下げ、年4・75%に…インフレ緩和が継続
【ロンドン=中西梓】英イングランド銀行(中央銀行)は7日、政策金利を0・25%引き下げ、年4・75%にすると発表した。利下げは4年5か月ぶりに実施した今年8月以来で、2会合ぶりとなる。
英中銀は声明で「インフレ(物価上昇)緩和が継続している」と利下げの理由を説明した。9人の金融政策委員のうち、8人が利下げを、1人が据え置きを主張したという。一方で緩和のペースが遅くなっているとも指摘し、インフレ再燃への警戒感も示した。
英国の9月の消費者物価指数は前年同月比1・7%の上昇で、英中銀が目標とする水準の2%を下回った。