赤が映える「逆さドウダン」 豊岡市・安国寺のドウダンツツジ、色づき遅く公開を延長
兵庫県豊岡市但東町相田の安国寺で、本堂裏のドウダンツツジが見頃を迎えている。紅葉で埋め尽くされる借景が、参拝者を魅了している。 【動画】まるで鏡写し、床にも映えるドウダンツツジ 樹齢160年以上とされ、裏山に垂れるようにして10メートル近く枝を広げる。本堂から縁側越しに葉を眺めると、一幅の絵画のように見える。昨年、本堂の畳の一部を黒の合板に変え、反射して映る「逆さドウダン」も楽しめる。 前住職の真田義永さん(85)は「陽光の差し具合で色鮮やかさが変わり、雨の日は艶めく。いつ見てもきれい」と話す。19日ごろが見頃のピークという。 色付きが例年より遅く、当初は22日までとしていた公開を27日に延長した。平日午前8時~午後5時(受け付けは同4時半まで)。拝観料は高校生以上500円。(丸山桃奈)