体操日本代表が帰国会見 金3銅1の岡慎之助「常に勝ち続けられるように」主将の萱は「このために体操を続けてきた」
パリ五輪の体操男子日本代表が8日、羽田空港に到着し、帰国した。 男子は大会第4日の団体総合において最終種目の鉄棒で中国を逆転して16年リオ五輪以来、2大会ぶりの金メダルを獲得。橋本大輝、萱和磨、谷川航、岡慎之助、杉野正尭の5人は、輝かしい金メダルを首にぶら下げて空港の到着口から出てくると、詰めかけた大勢の観衆から「良くやった」と温かい声援が送られた。 【写真】手には金メダルがキッラキラ 帰国した体操男子日本代表 その後は会見場に足を運び、帰国会見を行った。チームを引っ張った主将の岡は「まずは自分の夢でもあり、チームの目標でもある団体で金メダルというものを獲得できて本当にうれしく思う」と胸を張り「やっぱりこのために体操競技を続けてきたし、いざ金メダルを手にしたときは信じがたいというか夢のような感覚。きょう日本に帰ってきて、たくさんの方に祝福されて、すごくうれしい気持ちでいっぱい」と応援してくれた日本のファンへ感謝の気持ちを述べた。 個人種目では、岡が個人総合と種目別の鉄棒で金メダルに輝くと平行棒も銅を獲得し、計四つのメダルを獲得する大快挙を達成。「チームで団体金メダルを目指して、結果的に金メダルを獲得できてうれしい」と喜びを口にした。 日本勢の体操種目3冠は1972年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来52年ぶりの大記録となったが「52年ぶりというのもあまり知らなかった。結果として勝てたのでうれしいでも、鉄棒の金メダルより、平行棒の銅メダルがうれしい気持ちがあって、平行棒は本当に自分らしい演技ができた」と率直な心境を話し、「これからもずっと連覇を続けて、常に勝ち続けられるような選手になりたい」とこれからの戦いに向けて抱負を語った。