<センバツ>履正社「打線奮起を」星稜「ロースコアの展開で」 1回戦屈指の好カード前に両監督
第91回選抜高校野球大会に出場する星稜は初日の23日、第3試合(午後3時半開始予定)で履正社(大阪)と対戦する。星稜の林和成監督(43)と履正社の岡田龍生監督(57)に、相手チームの印象や意気込みを聞いた。【岩壁峻、池田一生】 【写真特集・イチローの軌跡】愛工大名電、オリックス時代の写真も ――相手の印象は。 林監督 強打のチームだと感じる。自分たちも点を取られているし、どの大会を見ても大量得点で勝っているイメージがある。 岡田監督 星稜とは毎年のように練習試合をしている。日本で一番いい投手(奥川恭伸投手・3年)がいて、非常にレベルが高い。 ――自チームのキーマンは。 林監督 やはり奥川が相手の強力打線を封じられるか。それが一つのポイントになる。 岡田監督 投手の清水大成(3年)がどこまで星稜打線を抑えてくれるかが一番大事かなと思う。 ――理想の試合展開は。 林監督 2点、3点以内のロースコアの展開にできるか。それが秋以降の勝ちパターン。打線が弱いので、最少失点で食らいつきたい。 岡田監督 点差が開いてくると奥川投手がどんどん投げやすくなってしまう。何とか引き離されないように(打線には)頑張ってほしい。 ――注意している相手の選手は。 林監督 4番の井上広大選手(3年)や、小深田大地選手(2年)。他にも好打者がいるので1番から9番まで気が抜けない。 岡田監督 奥川投手。経験もあるし、プロ野球の開幕戦で投げてもいいほどの力がある。本当に調子が良ければ、太刀打ちできないかも。 ――試合の抱負を。 林監督 このすばらしい舞台で、岡田監督率いる履正社と試合ができることを喜びに感じる。いい試合をしたいなと思う。 岡田監督 最高の環境で、日本一すばらしい投手と対戦できる。選手らには思う存分に野球をしてもらいたい。