兵庫知事選の結果受け民放連会長、SNSの影響を指摘 「選挙報道のあり方も議論が必要」
日本民間放送連盟の遠藤龍之介会長(フジテレビ副会長)は22日の定例記者会見で、兵庫県知事選で斎藤元彦知事がSNSなどを追い風に再選された結果について、「必要に応じ、民放連の行動委員会の場などでも議論することが必要」と述べた。 【画像】SNS助太刀で広がった斎藤氏演説をデータ分析 語ったのは「改革」「若者」「学校」… 最近のインターネットの問題について、「SNS上の偽広告や投資詐欺など、大きな問題も発生している」と指摘。今回の知事選においては、「どの情報で投票行動をされたかデータがないので分からないが、私の解釈としてはSNSの影響は一定程度、あったんだろうと考えている」とした。 その上で、テレビや新聞の選挙報道に制約がある中、「選挙報道のあり方ということも、旧態依然の形ではついていけなくなるかもしれない。そういうことを議論していただく可能性がある」と問題提起した。