宇治、八十八夜の新芽摘み 新茶シーズンの訪れ告げる
立春から88日目に当たる1日、茶産地として知られる京都府宇治市で、新茶シーズンの訪れを告げる「八十八夜茶摘みの集い」が開かれた。小雨の降る中、傘を差したりかっぱを着たりした参加者らが新芽を摘み取った。 夫と一緒に訪れた宇治市のパート佐藤千鶴さん(63)は「なかなかできる体験じゃないので楽しいです」と顔をほころばせていた。 主催団体の一つ「京都府茶業会議所」によると、2月4日の立春から数えて88日目ごろに収穫が最盛期を迎える。今年の新芽は平年より少し早い生育で、霜の害もなく品質や数量ともに期待できるという。