井端監督が告白、プレミア12で「辞めようと思っていた」 来春WBCでの二刀流・大谷翔平は「全国民が期待している」
野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)が本紙の新春インタビューに応じた。昨秋の国際大会「プレミア12」決勝で台湾に敗れた反省や、来春に控える第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への心構え、同大会でも中心選手と期待される米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(30)への思いを語った。 (片岡将) 【写真】「プレミア12」の優勝パレードで市民と喜びを分かち合う台湾代表 ――プレミア12を振り返って 「野手も投手も持っている力を発揮してくれた。連戦は厳しかった中で投手もよくやってくれた。打線も決勝以外は活発で得点できた」 ――課題は 「最後のところで勝ち切らないと、全勝でいっても意味がない。チームでも個々でも、決勝へ気持ちを高ぶらしていけば違った結果だったかも。台湾のほうがそれはできていた」 ――大会連覇を逃しての続投には熟慮を要した 「本当は大会ごとの契約で、負けたら辞めようと思っていた。(続投)要請を頂いてかなり考えたが、せっかく若い選手を抜擢する方針を打ち出して、選手も意気に感じてやってくれている。すぐに辞めて方針が変わるのは申し訳ないなというのもあった」 ――采配への批判は 「批判を全部見るわけじゃないですけど、負けたらこうなるのは分かっていました。勝てばまた違ったとは思う。もう、どこで負けがくるのかですよ。負けが予選できて、最終的に勝てばいいのかもしれなかった。結果的に決勝で負けたのは何かが足りなかった。日本は決勝まで全勝だったが、チャレンジャーでいないといけなかった。口ではチャレンジャーだったが、決勝だけは受け身だった。試合の入り方で、もっといい言葉がけができたら。やっぱり勝ち続けているっていうところでの、選手の硬さも正直ありました。台湾とは3試合目。最初から受けた面もあったし、向こうはかなりのチャレンジャー精神できていた」 ――次なる目標は来春のWBC。大谷ら大リーガーが参戦に前向きだ 「非常にありがたい。このオフでも何人か会った。メジャーの力は非常に大事になる」 ――大谷の存在感は