BMXレーシング選手の女子中学生・澤田茉奈さん、本庄署の一日警察署長に
BMXレーシング選手の澤田茉奈(まな)さんが12月4日、本庄警察署の一日警察署長を務めた。(本庄経済新聞) 【写真】本庄署の一日警察署長を務めた澤田茉奈さん(撮影場所=本庄警察署長室) 本庄市立本庄西中学校(本庄市千代田4)2年で、2010(平成22)年生まれの澤田さんは、BMXの世界選手権大会で2018(平成30)年6月に初優勝、コロナ禍での中止が続いた後、一昨年、昨年も優勝している。今年5月に行われた大会では2位だった。 同署で平谷(ひらや)隆行署長から委嘱状を受け取った澤田さんは、イオンタウン上里(上里町金久保)1階のふれあいコートで行われた「冬の交通安全イベント」でヘルメットをかぶって自転車に乗り登場。イベント会場を2周し、ウィリー走行を披露するなどした。 平谷署長は「12月1日に『冬の交通事故防止運動』が始まっている。このイベントは、自転車のヘルメット着用促進や、自転車のながらスマホ・酒気帯び運転の厳罰強化などを、住民の方々に広く知ってもらうために企画した。一人でも多くの方に交通事故防止を心がけていただき、安全安心を確保したい」と話した。 澤田さんは「私はBMXという自転車競技の選手として5歳から日々、練習に励み、多くの国内外の大会に出場してきた。BMXとはジャンプ台や複雑な起伏のあるコースを専用の自転車で駆け抜け、順位を競う自転車競技。今、埼玉県内では自転車の事故が非常に多いと聞いた。私は自転車を使う競技の選手として自分に何かできることはないかと思い、一日警察署長として今日の交通安全イベントに参加させていただいた」などと話した。続いて、上里町交通安全広報大使の金杉記明さんが「交通安全宣言」をした。 質問タイムで司会者から「今後の抱負」を聞かれた澤田さんは「来年の世界選手権で優勝して、オリンピックで金メダルを取ること」と力強く応え、意欲を見せた。店内で澤田さんは、来店客との写真撮影に応じるとともに、関係者らと「自転車のスマホ・酒気帯び罰則強化」などと書かれたビラとセットになった啓発品を配った。
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