北九州中学生2人殺傷 近くに住む40代男性を殺人未遂容疑で逮捕
北九州市小倉南区のファストフード店で14日夜、中学3年の男女2人が刃物のようなもので殺傷された事件で、福岡県警は19日、現場近くに住む40代の男性を殺人未遂容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。 【図】2人が刺された時の店内の状況 県警によると、死亡したのは同区志井6の市立中3年、中島咲彩(さあや)さん(15)。中島さんと男子生徒(15)は同じ中学校の同級生で、塾帰りの14日午後8時過ぎに、同区徳力(とくりき)1の「マクドナルド322徳力店」に一緒に入店。同8時25分ごろ、レジの列の最後尾に並んでいたところを店に入ってきた男性から突然襲われ、中島さんは腹を、男子生徒は腰を刃物のようなもので1回ずつ刺された。中島さんは失血死し、男子生徒も深い傷を負って入院治療中だが、命に別条はなく、「全く知らない人に刺された」という趣旨の説明をしていた。 刺した男性は凶器を所持したまま現場から逃走したとみられ、県警が行方を追っていた。【河慧琳、井土映美】