“人気ラーメン店”火災発生も営業続行…「客を避難させろよ」ツッコミだけでは済まない? 法律上の“問題点”
火事を未然に防ぐ従業員間の「コンセンサス」
石崎弁護士は「火事を想定していない、マニュアルなどがない飲食店は多いと思う」と話し、従業員同士で火事の際の対応について共有しておくことが重要だとする。 「油跳ねやボヤなどがあっても、すぐに火を消せば終わりですし、爆発でもしない限り火はそうそう一気に広がることはありません。今回も、煙を無視していたため火事になりましたが、煙の段階で水をかけていればそこで終わったはずです。 飲食店はマニュアル作成とまではいかずとも、今回の事例を共有するなどして、『すぐに水をかける』など、常識的な対応をコンセンサスにすべきです。最近、飲食店では外国人スタッフも増えていますから、火事に対しての認識を改めて共有し、備えておくことが、トラブルを未然に防ぐために有効だと思います」(石崎弁護士)
弁護士JP編集部