“令和版の金のたまご”に企業熱視線 高校生対象に進路説明会 トラック・バス体験も【佐賀県】
サガテレビ
人手不足で引く手あまた、令和版の金のたまごたち。過去最高水準での高い求人倍率が続いてるということです。県内企業70社が集まり、高校生を対象にした企業合同説明会が開かれました。 【リポート・川浪】 「人手不足を背景に売り手市場が続くなか、高校生たちは県内の企業を知ろうと説明に耳を傾けています。一方で企業は一人でも多くの人材を採用しようと熱心にアピールしています」 この説明会は卒業後の進路を考え始める高校2年生を対象に県内企業の魅力を紹介し進路選択の幅を広げてもらおうと県が5年前から開いているものです。 9日武雄市で開かれた説明会には6つの高校から約500人の生徒が参加。 人手不足に悩む企業側は約70の企業や事業所がブースを構え、令和版金の卵たちに熱視線を送る中、今年はこんな取り組みも… 人手不足が深刻な運送や物流関係の仕事について知ってもらおうと、トラックやバスの乗車体験もあり普段なかなか見られない設備や運転席からの景色を見るなどし身近に感じていました。 【祐徳自動車バス運転士】 「いま運転士があまりいないということで、少しでも若い人に運転士をしてもらいたい。ブースの紹介だけではバスの中がどうなっているのかわからないので、実際こうやって乗っていただき興味を持ってもらい、ぜひ就職をしてもらえたら」 佐賀労働局によりますと新規高卒者の求人倍率は2.39倍で、統計開始以降最高だった前年と比べほぼ横ばいの高水準が続いています。 【嬉野高校2年生】 「自分は佐賀県にこんなにすばらしい企業がたくさんあることをわかっていなかったので、この企業の説明を聞いてとても勉強になった」 【有田工業高校2年生】 「名前だけ知っている学校や企業があったが、もっと良い魅力が知れて、今後もそういった魅力に気づいていけたら」 この説明会は12月佐賀市と唐津市でも開催され3つの会場の参加生徒は約3400人にのぼるということです。
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