高齢の母がスズメバチの駆除に「5万円」払ってしまったそうですが、申請すればお金が返ってくるって本当ですか?
スズメバチの駆除は非常に危険なため、専門業者に依頼される方も多いでしょう。 しかし、専門業者に依頼すると、5万円ほどの費用がかかってしまうことも珍しくありません。 スズメバチの駆除にかかる費用は、決して安くはありませんが、自治体へ申請や手続きをすることで、助成金として返ってくる可能性があります。 そこで本記事では、スズメバチ駆除の助成金が受けられる制度と併せて、申請の方法をご紹介します。
スズメバチ駆除の費用相場
スズメバチの駆除にかかる費用は、1~2万円が相場です。 ただし、巣の大きさや場所によって費用が変わるため、一概にはいえません。 巣が大きいほど費用も高くなり、駆除の際にハシゴや高所作業車が必要な場合など、作業場所でも費用が異なります。 そのため、巣の大きさが直径20センチほどあったうえに、ハシゴや高所作業車が必要だった場合、5万円は妥当な費用といえるでしょう。 このように、スズメバチの駆除を専門業者に依頼する場合にかかる費用は、決して安くはありません。 しかし、スズメバチの駆除にかかった費用の一部は、申請や手続きにより、自治体からの助成金として返ってくる可能性があります。
【高齢者向け】自治体で受けられる助成金には何がある?
本章では、自治体から受けられる助成金について、申請方法や利用条件を併せて解説します。 ■スズメバチなどの害虫駆除で利用できる助成金 自治体によっては、スズメバチの巣の駆除にかかる費用を一部、または全額負担してくれる場合があります。 例えば、東京都の西東京市ならば「スズメバチの巣駆除作業補助制度」があり、条件を満たすことで利用できます。 自分の住んでいる地域が、巣駆除作業補助制度を設けているかどうかは、地域の環境保全課などで確認が可能です。 巣駆除作業補助制度が設けられていた場合、必要書類や領収書などを提出することで、スズメバチの駆除にかかった費用の一部が、駆除助成金として返ってきます。 ■自治体からスズメバチの駆除における助成金を受け取るには? 前述した東京都の西東京市が行っている「スズメバチの巣駆除作業補助制度」を例として、助成金を受け取る方法について説明します。 当制度を利用して助成金を受け取るには、まずスズメバチの駆除業者へ駆除を依頼して、代金を全額支払います。 その際に支払った旨の証明となる領収書(代表者の氏名と押印が必要)を必ず受け取りましょう。 そのうえで、「西東京市スズメバチ類の巣駆除作業補助金交付申請・実績報告兼請求書」に住所・氏名などを記入・押印のうえ、領収書と共に担当の部署へ提出します(西東京市の場合は「環境保全課」となります)。 このように、助成金を受け取る際には、業者によるサービスを受けた際の領収書が必要となるため、受け取ることを忘れないようにご注意ください。
高額なサービスでも助成金で安くできるかも
スズメバチの駆除に数万円は高いと感じて、専門業者に依頼することをためらってしまうかもしれません。 しかし、スズメバチの駆除などの身近なサービスなどで、高額で手を出しにくいサービスの中には、申請や手続きにより、自治体から助成金や控除を受けられるものがあります。 このような便利な制度は積極的に利用して、少しでも出費を抑えながら、安全かつ快適な生活を確保しましょう。 出典 西東京市 西東京市Web スズメバチの巣駆除作業補助制度のご案内 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部