債券は下落か、米長期金利が連日上昇-日銀の国債買い入れ減額も警戒
(ブルームバーグ): 3日の債券相場は下落が予想されている。米国で利下げ見通しの後退を背景に長期金利が連日で上昇した流れを引き継ぐ。日本銀行が定例の国債買い入れオペを減額することも警戒される。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、米長期債の下落で円債先物が夜間取引で軟化しており、売りが先行するとみる。日銀の買い入れオペは残存期間1年超3年以下と3年超5年以下が小幅減額になるとの見方を示した上で、「国債の発行減に合わせた減額はある程度想定されており、大きく売り込まれることはないだろう」と述べた。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.76~0.785%(2日は0.765%で終了)、先物中心限月6月物は145円20銭~145円50銭(同145円46銭)。
先物夜間取引で6月物は2日の日中取引終値比9銭安の145円37銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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Hidenori Yamanaka