【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手にとって、ポストシーズンは来季以降のドジャースでの立ち位置を試されている期間かもしれない。同選手が将来的に重要な先発投手になることをドジャースは期待していると、米経済誌『フォーブス』が報じている。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　山本は昨季オフにオリックス・バファローズからポスティング公示され、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を行い、ドジャースと12年総額3億2500万ドル（約482億円）の大型契約を結んだ。右肩腱板損傷で故障者リスト（IL）入りした期間はあるものの、最終的にレギュラーシーズンは18試合で先発登板し7勝2敗、防御率3.00、105奪三振の成績を残している。 　ポストシーズンではサンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第1戦で先発投手に抜擢され、山本は3回5失点の乱調に終わった。しかし、大谷翔平選手がホームランを放つなど打者が活躍し、ドジャースは7-5で競り勝っている。同紙は「ドジャースは厳しい1年目を過ごす山本が、ドジャースの重要な先発投手となることを期待している。ドジャースは山本への投資の見返りを待っている」と報じた。そして「ドジャースがリーグ優勝決定シリーズに進出した場合、山本をローテーションに入れる可能性が高い。山本がドジャースの象徴的な先発投手になるかどうかは時が経てばわかるだろう」との見解を示している。