ベントレー史上最強の4ドアセダン登場! 新型「フライングスパー」世界初公開 総合782馬力のプラグインハイブリッド
新型コンチネンタルGT同様「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を搭載
英ベントレーは2024年9月10日、第4世代となる新型「フライングスパー」を発表しました。 【画像】スーパーカーのように速い高級セダン! ベントレー新型「フライングスパー」を写真で見る(14枚)
フライングスパーは、ベントレーの4ドアセダンです。 初代は「コンチネンタル フライングスパー」として1957年に登場。2005年に「コンチネンタルGT」の4ドアバージョンとして、2代目となるコンチネンタル フライングスパーが登場しました。 2013年に登場した先代の3代目から、車名は単に「フライングスパー」となりました。 新型フライングスパーのパワートレーンには、先日発表されたばかりのコンチネンタルGTと同じ「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」が搭載されました。 ベントレーが新開発したこのパワートレーンは、最高出力600馬力・最大トルク800Nmを発生する4リッターV8ターボエンジンと、同じく190馬力・450Nmを発生する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、システム総合で最高出力は782馬力・最大トルクは1000Nmを発生します。 このパワースペックは、先代のW12エンジンを搭載した「フライングスパー スピード」より、あらゆる回転域で、より高い出力とトルクを発生します。新型フライングスパーは、史上もっとも強力なベントレーのセダンになるのです。 このハイパワーにより、0-60mph(約96km/h)加速は3.3秒(0-100km/h加速は3.5秒)でこなします。これは先代のフライングスパーより0.5秒も速いのです。 それでいながら、EVモードなら電気モーターだけで最大76kmの静かな走行が可能です。CO2排出量は、先代のフライングスパー スピードより90%も低くなります。エンジンとモーターの合計では、航続距離は829kmに達します。 エクステリアは、最新のデザインによって強調されています。グラファイト仕上げのブライトウェアは、フロントのグリルやバンパー、リアディフューザーが新鮮なイメージを作り出し、スポーティでテクニカルな雰囲気をかもし出しています。 スタイリング スペシフィケーションのエアロパッケージは、現在のところボディカラーで仕上げられていますが、これはカーボンファイバー仕上げを選択することもできます。 インテリアでは、ベントレーらしいハイクオリティなデザインと職人技を堪能できます。シートには、3Dダイヤモンドキルティングと中央部の改良されたパーフォレーションパターンが施されています。 ドアハンドル、スイッチ、スピーカーグリル、およびキャビン周辺などのダーククロム仕様のトリムは、一部はオプションですが、外観のダークティンテッドブライトウエアと呼応し、キャビンに控えめなキャラクターを与えています。 12.3インチのディスプレイ、3つのアナログメーター、ハンドメイドのウッドパネルが回転して切り替わる「ベントレー ローテーション ディスプレイ」は引き続きオプション設定されています。 ベントレーのオーダーメイドおよびコーチビルディング部門であるマリナーは、オーナーの好みや個性に合わせた唯一無二のフライングスパーを作るため、数十億のカスタマイズオプションを用意しています。 101色のボディカラーだけでなく、さらに過去の任意の色などオーダーメイドは可能です。インテリアも、22のプライマリーレザーハイドカラー、11のセカンダリーレザーハイドカラー、4つのカラースプリットと、レザーだけで700以上のカラーを組み合わせられます。コントラストステッチやパイピングといった特注機能も追加できます。 さらに8種類のウッドパネルと3種類のテクニカルフィニッシュもあり、単色またはデュアルフィニッシュで、インテリアの革やボディカラーに合わせてペイントすることもできます。 オーディオシステムは、10スピーカー/650Wの標準モデル、バング&オロフセンの16スピーカー/1500W、ネイムの19スピーカー/2200Wの3つのシステムから選べます。 シートは、4つの座席すべてにヒーター&ベンチレーションが備わり、ポジションを調整できるウエルネスシートがオプションで選べます。 インテリジェントパークアシストや最新のエアコンディショニングシステム、スマートフォンとのワイヤレスリンクなど、安全&快適装備も充実しています。 ※ ※ ※ ベントレー新型フライングスパーの日本仕様に関しては現在のところ未発表ですが、コンチネンタルGTも早いタイミングで日本仕様が発表されましたから、近いうちに何らかのアナウンスがあることは間違いないでしょう。
VAGUE編集部