25歳新鋭レーサーのS級戦デビューは地元記念「もう少し経験重ねてから走りたかった(苦笑)」/前橋競輪G3
前橋競輪場の「三山王冠争奪戦(G3)」は6月1日、初日を迎える。一次予選2RでS級初戦を迎える篠田幸希(25歳・群馬=123期)に話を聞いた。 123期で2人目のS級特進を決めた篠田。特進を決める前までは、今節行われるレインボーカップA級ファイナルにも参加予定だったが、特進を決めたため地元記念がS級初戦となった。 競輪場に現れた篠田は緊張の面持ちで、記者達に囲まれていた。「先輩達にもしかしたら地元記念の追加が入るかもねとは言われていましたが、本当に追加が入りました。9車は養成所の模擬レースとルーキーチャンピオンくらい。実を言うと、F1を走ってから記念デビューがよかったです(苦笑)。もう少し経験してから、走りたかったですね」と苦笑い。
普段の練習から今回同あっせんの小林泰正、佐々木悠葵と一緒に練習をしているようだが、「一緒に練習をさせてもらっているけど、強いです。毎日刺激をもらっています」と笑顔を見せながら言っていた。心強い先輩達と一緒の開催で、レースまでには少し緊張がほぐれることだろう。 A級では警戒されて捲りに回されることが多かったが、そのことについては「本当はもっと先行したかったけど、これから駆けられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。 養成所の卒業前は鎖骨骨折で卒期レースに参加できず、スタートこそ躓いたが順調に結果を残している。ポテンシャルを十分に秘めている存在だし、まずは若々しい走りで存在感をアピールだ!(アオケイ・宮本記者)