【巨人】立岡宗一郎が走攻守でキラリ ベルーナドームでの躍動に「やっと前に進める」
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―7巨人(2日・ベルーナドーム) 巨人・立岡宗一郎外野手が「9番・中堅」で出場し、走攻守で躍動した。 打撃では、5回2死二塁でボー・タカハシの直球に反応し、左前へ先制適時打。これが決勝打にもなった。3―0の7回先頭でも左前打をマーク。三走だったヘルナンデスの打席では、佐藤隼の暴投ですかさず本塁へ突入し、ヘッドスライディングで追加点に貢献した。 6―0の9回先頭でも左前打を放ち、3安打全て得点に絡む躍動。猛打賞は17年5月18日・ヤクルト戦以来7年ぶりで、「3本全部点に絡んだので。9番ですし、丸さんが状態いいので、ああいう形になればああいう攻撃になると思うんでね、塁に出なきゃなって感じです」と振り返った。 守備でも8回2死一、二塁に元山の中堅前への飛球を好捕。チームの3カード連続勝ち越しに大きく貢献した。その中でも走塁については「ヒットと同じくらい、僕はあの走塁はうれしいですね。ああいう判断で1点を取れるというのは。持ち味というか、売りにしてこだわりを持っているところなので」とうなずいた。 ベルーナドームは、22年6月9日に左膝前十字じん帯を損傷した場所でもある。同球場でのプレーは今カードが復帰後初。悪夢もあった場所で今3連戦躍動し、「やっと前に進めるなという感じがします」と柔和な表情で話した。
報知新聞社