阿武町の誤振り込みを“カジノ”に…控訴棄却 1審の有罪判決を支持 山口
日テレNEWS NNN
2022年に起きた山口県阿武町の4630万円の振り込みミスに端を発し、電子計算機使用詐欺の罪に問われている田口翔被告の控訴審の判決が言い渡されました。広島高裁は1審・山口地裁の有罪判決を支持し、田口被告の控訴を棄却しました。 判決を受けたのは山口市の会社員、田口翔被告(26)です。 この事件は田口被告が、2022年4月に阿武町から自身の口座に誤って振り込まれた4630万円をネットカジノで使う際に、自らの口座から決済代行業者の口座に振り替えたことが電子計算機使用詐欺の罪にあたるとして起訴され、1審・山口地裁は懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡していました。 田口被告側は、一連の行動は電子計算機使用詐欺にあたらないと控訴し、無罪を主張しましたが11日、広島高裁の森浩史裁判長は1審・山口地裁の有罪判決を支持し、田口被告の控訴を棄却しました。 弁護側は、最高裁判所に上告する意向です。