〈電子帳簿等保存法の超キホン〉店の領収書や請求書、紙で受け取ったが…電子データで保存する「スキャナ保存」のやり方【税理士が解説】
「スキャナ保存」のルールで保存する書類
相手から郵送や手渡しなど、紙で受け取った書類はスキャナ保存のルールで保存します。 ◆スキャナ保存のフロー (1)お店の領収書や請求書などを紙で受け取る。 (2)読み取り・保存し、タイムスタンプを付与して経理へ提出。 ★Point★ スキャナ保存は原則、「紙で受け取った書類」が対象! ◆スキャナ保存の保存ルールはコレ! スキャナ保存は書類の解像度や、カラーで保存する場合など、守るべきルールがたくさん。そのなかでも、水色のアンダーラインがついている項目は、会社員の実務にかかわりそうなことです。 ここでは、「スキャナ保存は、そのほかの2つに比べて、こんなにルールがあるんだ!」程度で大丈夫。 ☆ Memo 重要書類と一般書類って? ☆ 重要書類とは、お金や物の流れに直結する書類で、領収書や請求書、契約書、納品書等です。一般書類は、資金や物の流れに直結しない書類で、見積書、注文書、検収書など重要度が低い書類のこと。 《Key Word》 タイムスタンプ 手続きが行われた時刻や電子文書の存在した日時を証明するサービス。 重要書類 請求書など、お金や商品の流れに直結する取引の情報が書いてある書類。 中島 典子 税理士、社会保険労務士、CFP
中島 典子