特殊詐欺疑い、男4人逮捕 比から移送、被害30億円か
カンボジアの首都プノンペンを拠点とした特殊詐欺で長野県の80代女性から現金約275万円をだまし取ったとして、埼玉など9道府県警の合同捜査本部は18日、詐欺容疑で住居不詳、無職の清原淳容疑者(30)や鈴木清二容疑者(30)ら男4人を逮捕した。同日、逃亡先のフィリピンから飛行機で日本に移送し、機内で逮捕状を執行した。 4人は特殊詐欺グループのかけ子とみられ、フィリピン当局が7月に身柄を確保した。合同捜査本部は、グループによる被害総額は約30億円に上るとし、既に29道府県で現金など計10億円超の被害を確認したという。今月5日にはグループの別の男29人を詐欺や詐欺未遂容疑で追送検した。