セール2億円超馬エリキング、初陣勝利!日刊先取りクラシック番付「横綱」の力見せた/新馬戦
<京都5R>◇23日◇2歳新馬◇芝1800メートル◇出走8頭 エリキング(牡、中内田、父キズナ)が白星発進を決めた。 【写真】口取り後に笑顔で会話を交わす川田騎手と藤田晋オーナー 道中は中団で追走。押し上げながら直線に向くと、スムーズに反応し、余裕を持ったまま1馬身半差をつけた。 3代母が英愛オークスを制した名牝ユーザーフレンドリーで、母ヤングスターも豪G1馬という血統。「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーが昨年セレクトセールで2億1000万円(税抜き)で落札した期待馬だ。 日刊スポーツが5月に掲載した「先取りクラシック番付」の牡馬部門でも「横綱」に格付けされていた。 手綱を取った川田騎手は「順調にここまで進んできて、レース自体もいい内容で勉強できる競馬ができました。この後も順調に育ってくれれば」とコメント。中内田師も「いい内容で新馬戦を走ってくれました。これだけの重馬場でもちゃんと走ってくれました。まだこれからですけど、今日は競馬でいい経験ができました。ストライドがいいし能力を感じます。うまく成長していってくれたら」と今後に期待していた。 近年、宝塚記念当日に行われる芝1800メートルの新馬戦では、勝ち馬が活躍することが多い。17年ダノンプレミアムは朝日杯FSなど重賞5勝、18年ブレイキングドーンはラジオNIKKEI賞制覇、19年レッドベルジュールはデイリー杯2歳S勝利、20年ダノンザキッドはホープフルSなど重賞2勝と、数々の重賞馬を輩出している。