北条海岸で126人が力泳 OWSオーシャンズカップ 館山(千葉県)
館山市の北条海岸で16日、日本水泳連盟が主催する「OWS(オープンウオータースイミング)オーシャンズカップ」が開催された。男女126人がエントリーし、白熱したレースを展開した。大会は9月にイタリアで行われる、世界ジュニア選手権の代表選考も兼ねて実施された。 OWSは、海や川、湖といった自然の中で行われる長距離水泳競技で、五輪では「マラソンスイミング」として競技種目になっている。水質や天候、潮汐など、自然条件の影響を受けることから、競泳とは異なる技術や知識が必要とされる。 男女ともに▽2・5キロ▽5キロ▽7・5キロ▽10キロ――の4種目で、沖合に設けられた1周1・25キロの周回コースを泳ぎ、順位を争った。 10キロの競技では、選手らは水しぶきを上げて一斉にスタートし、力強い泳ぎで沖合のコースを周回。終盤まで激しいトップ争いを繰り広げた男子は、パリ五輪マラソンスイミング代表の南出大伸選手が2時間3分7秒で、女子は梶本一花選手が2時間11分4秒で、優勝を飾った。