日経平均株価は今月末「38,500円付近」に注目 「上昇トレンド継続か、下落トレンドに転換か」の分岐点【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】
今月末38,500円付近がトレンドの分岐点に、ただ今月のトレンドが6月再転換の展開もありうる
したがって、当面は日経平均が雲の下限である先行スパン2を下抜けるか否かが焦点になると思われ、その先行スパン2は、本日5月27日から月末31日まで、38,471円19銭に位置しています。そのため、仮に日経平均が今週、38,471円19銭を大きく下回って取引を終了した場合、一目均衡表で「三役逆転」の3条件が満たされ、下落トレンドに転じる可能性が高まります。 ただ、雲の下限である先行スパン1は、5月29日から31日まで38,582円17銭へ低下しており、日経平均の終値がこの水準を大きく上回れば、上昇トレンドは継続となります。このように、月末38,500円付近はトレンドの分岐点として注目されますが、6月1日から28日までは比較的雲が薄い(38,200円付近~38,900円付近)ため、今週、雲の上抜け(下抜け)度合いが小さければ、6月に再び下抜け(上抜け)という展開も想定されます。 (2024年5月27日) ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『日経平均株価は今月末「38,500円付近」に注目 「上昇トレンド継続か、下落トレンドに転換か」の分岐点【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト】』を参照)。 市川 雅浩 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフマーケットストラテジスト
市川 雅浩,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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