【台風10号】30日夕方から夜遅く愛媛に最接近 愛南町に土砂災害警戒情報
南海放送
非常に強い台風10号は、あす30日夕方から夜遅くにかけて、愛媛県に接近する見込みです。 あす夜にかけては、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。気象台は土砂災害などへの厳重な警戒を呼びかけています。 けさ、松山市駅では雨脚が強まる中、多くの市民が職場へと急いでいました。 台風10号は、けさ鹿児島県に上陸し、あすの夕方から夜遅くにかけて県内に接近する見込みです。 気象台は、あす夜にかけ県内に線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして線状降水帯予測情報を発表しています。 26日の降り始めからきょう午前5時までの降水量は愛南町御荘 123.5ミリ、宇和島122.0ミリなどとなっています。 県内では、局地的に雷を伴った1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みです。 あす正午までの24時間に降る雨の量は、南予が250ミリ、中予と東予が200ミリ。 その後、あさってにかけては、多いところで300ミリとさらに増える見込みです。 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。 風も強まり、南予では今夜遅くには暴風となる見込みです。 また南予の海上は波の高さが6メートルとうねりを伴った大しけとなる見込みです。 愛南町には土砂災害警戒情報が出ています。 町内の一本松地域と西海地域あわせて2584世帯4915人に、警戒レベル4の避難指示が出されています。 松山地方気象台は土砂災害、暴風に厳重に警戒すると共に低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波などに警戒するよう呼びかけています。 今後の台風情報にご注意ください。