桐光学園イレブン

　7月28日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ（総体）の2回戦が行われ、前回大会準優勝の桐光学園(神奈川1)が初登場。帝京大可児(岐阜)との一戦は後半アディショナルタイムに追いつかれ、1-1のPK戦での決着になったが、全員がしっかりと決めた桐光学園が勝利を収め3回戦に駒を進めた。 【フォトギャラリー】帝京大可児 vs 桐光学園 　桐光学園の鈴木勝大監督は「初戦だし、硬さもあるし帝京大可児さんは、昨日6点取って勢いがあると思って、覚悟はしていました。ただ序盤で決めるべきところはあったので、そこを決められずゲームを難しくしてしまった」と、試合を振り返った。 　桐光学園は前半は主導権を握りシュート数も5本と押し込む時間を多く作ったが、後半は一転、帝京大可児にシュートを9本放たれるなど押し込まれる時間が長くなった。 　「かみ合わせが良くなかったので、相手のドリブルだったり、ワンツーの対応たど確認した」（桐光学園・鈴木監督）と指示を出すも、帝京大可児のFW10加藤隆成に何度も鋭いドリブルで攻め込まれてします。桐光学園はDF4青谷舜を中心に体を張り続けるも、アディショナルタイムについに失点。 　「辛抱強くできていたが、アディショナルタイムにあのような形で失点するってことは、まだまだ甘さだったり、隙があるということ。そこをしっかりとしていかないと次のラウンドには進出できないですね」と苦言を呈した。 　「昨年は1つ1つ階段を上って行く感じで決勝まで行きました。同じように上り、夏に1試合でも多く厳しい試合をして、冬の選手権に向けて繋げたい」と指揮官は昨年度の再現を狙う。 　次戦3回戦に向けて「今日の試合は70分の中に主導権を握られる時間があったので、次は主導権をずっと握りたい」と意気込みを語った鈴木監督。桐光学園は3回戦で近大和歌山(和歌山)に2-0で勝利し勝ち上がってきた作陽学園(岡山)とベスト8をかけて対戦する。 (文・写真＝古部亮)