「対話やコミュニケーションで良い県政に」 再選の斎藤知事が県庁で会見/兵庫県
17日投開票された兵庫県知事選挙で再選を果たした斎藤元彦知事が19日、再選後初めて登庁し、2期目への意気込みを語りました。
19日午前、多くの支援者らに拍手で迎えられながら、およそ2カ月ぶりに登庁した斎藤元彦知事。 兵庫県選挙管理委員会の永田秀一委員長から当選証書を受け取り、就任式では県職員を前に「生まれ変わり、謙虚な気持ちでやっていく」と意気込みを語りました。 【斎藤元彦知事】 「やはりまだ至らないところも出てくると思いますし、こうしたほうが良いということもたくさんあるかもしれない 斎藤知事はもう少しこうしたほうがいいという声もぜひ届けていただきたい」 午後からは政策会議に出席し、県の幹部職員らと再び顔を合わせました。 【斎藤元彦知事】 「戻らせていただいてすごくうれしい 新たな県庁での仕事がスタートしますから、私自身も気を引き締めて緊張感を持ってやっていきたい この50日間は知事不在の中で服部副知事以下の県職員の皆さんで頑張っていただいたことは心から感謝を申し上げたいと思います 各部局の一人一人とこれからも丁寧に議論を尽くしながら良い政策を共につくり上げていこう 仕事を通じてワンチームで兵庫県庁をやっていくことが大事」 その後、就任後初となる記者会見に臨みました。 【斎藤元彦知事】 「良い取り組み良い政策をしっかりやっていくという思いは県議会そして市町の首長も一緒だと思います 大事なのが私自身がその方々としっかり対話やコミュニケーションをして良い県政にしていけば、政策を通じて県政を前に進めていくという関係構築は必ずできると考えています」 今回の選挙戦でSNSが有利に働いた一方で、誹謗中傷などの投稿が目立ったことについては。 【斎藤元彦知事】 「今回の選挙戦はSNSでいろんな情報が出たと報道各社で分析されたりしています 私自身は自分の政策や自分の思いを訴えてきたので自分自身は愚直に取り組みを進めてきた 心無い誹謗中傷については皆さんの心を傷つける やはり控えていくことが大事だと思います SNS条例の制定については現在検討していると思うので引き続き準備や検討を進めていきたいと思います」 また、文書問題に関する百条委員会への対応については、「しっかりと応じていく」と述べました。 次回の百条委員会は11月25日に開催が予定されていて、斎藤知事の出頭を求めることが決まっていましたが、「全国知事会が東京であ るため、出席が難しい状況」と述べています。