【住之江ボート・SGグランプリ】雪辱を期す馬場貴也が逃げ圧倒
住之江ボートの「SG第39回グランプリ」は19日、今年の賞金ランク1~6位が登場。TR2nd1回戦を争う。 〝鬼門〟克服で黄金ヘル戴冠へ突き進む。4年連続6回目のグランプリ出場となる馬場貴也(40、滋賀)は、一昨年(大村)以来2度目の選出順1位でTR2nd1回戦を絶好枠で迎える。 「今年全体でみると調子が良かったとは言えない感じですけど、こうして1位で来られて地力は付いたのかな、大事なところでチャンスはつかめたのかなと思います」 今年はエンジン出しに苦しむ時期もあったが6月の住之江GⅠ68周年でV、まるがめSGメモリアルでは予選16位からの劇的な大会連覇など要所を締める活躍。〝日本最速男〟がスピードとともに勝負強さも誇示した。 エンジン抽選では意中のひとつだった56号機をゲット。「リングを換えて、換える前よりも上向いていると思います」とペラやギアケースの不断の調整に加え本体整備で臨戦態勢を整えてきた。 「自分が3年連続で1枠から発進できるのは強くなったなと思うし、年を取るごとにGPを取りたい気持ちは強まっています。〝取る〟その2文字だけです」。初の選出順1位だった一昨年の4着、同2位だった昨年の妨害失格の雪辱を期し、今年のTR2nd1回戦こそ三度目の正直の圧逃劇を披露する。(小出大輔)